Authorize

2 種類の承認を実行できるように、ラベル付きプッシュボタンコントロールをスプレッドシートに挿入します。「認証のみ」と「ダブルブラインド」です。認証のみを実行する場合は、ユーザ 1 (通常はオペレータ) が変更を加え、ユーザ 2 (通常はスーパバイザ) が変更内容を承認します。ダブルブラインドを実行する場合は、ユーザ 1 が変更を加え、ユーザ 2 はユーザ 1 によって加えられた変更を再入力する必要があります。承認結果は、監査メッセージによって追跡することができます。

Authorize 関数は、EditIntEditFloat、および EditString 関数のコントロールをサポートしており、スプレッドシート、ダイアログEasyView、またはカスタムビューに追加できます。

:  
  • Authorize 関数のプロパティシートにアクセスするには、ボタンを右クリックして、[関数の編集] を選択します。
  • Authorize 関数を含むスプレッドシートの設定方法、承認の実行方法、および生成される監査メッセージの種類の詳細については、承認の実行のトピックを参照してください。

Authorize 関数の入力パラメータ

Syntax:Authorize 関数(ラベル,タイプ,レベル,セル参照,セル参照)

ラベル ボタンに表示される名前を指定します。
タイプ

承認の種類を指定します。

0 = なし (デフォルト) 承認は実行されません。
1 = 認証のみ ユーザ 2 がユーザ 1 によって加えられた変更を承認します。
2 = ダブルブラインド ユーザ 2は、ユーザ 1 によってそれ以前に入力された値を正確に再入力します。
レベル

ユーザ 2 の最低限のアクセスレベルを指定します。

0 = なし (デフォルト) 有効な In-Sight ログオン認証を持つユーザが承認を実行できます。ユーザ 1 は、自身のエントリの承認が許可されます。
1 = プロテクト ユーザ 2 はユーザ 1 とは異なっており、プロテクトまたはフルの In-Sight アクセスレベルを保持している必要があります。
2 = フル ユーザ 2 はユーザ 1 とは異なっており、フルの In-Sight アクセスレベルを保持している必要があります。
セル参照 承認が実行されるセル範囲の左上のセルを指定します。
セル参照 承認が実行されるセル範囲の右下のセルを指定します。
:  
  • セル範囲の最大サイズは、10 (幅) × 20 (高さ) です。
  • スプレッドシート内で承認を実行する場合は、両方の [セル参照] パラメータを指定する必要があります。
  • ダイアログカスタムビュー、または EasyView で承認を実行し、両方の [セル参照] パラメータが指定されていない (= 0) 場合、Authorize 関数はセル範囲としてダイアログ、カスタムビュー、または EasyView を使用します。この場合、ダイアログ、カスタムビュー、または EasyView 全体が [Authorize] ダイアログに表示されます (サポートされていないエディットコントロールは無効になります)。
  • 一方の [セル参照] パラメータが指定され、もう一方の [セル参照] パラメータが指定されていない場合は、#ERR が返されます。

Authorize 関数の出力

結果 承認を実行するラベル付きボタンコントロール。