SortPatterns

画像内のパターンの位置でパターンをソートします。入力パターンデータ構造体内の各パターンについて、SortPatterns 関数は、指定された画像フィクスチャ座標系に対するパターンのレスポンスの位置を計算します。パターンは、X 座標、Y 座標、角度、角度絶対値、距離、またはグリッドのいずれか 1 つを基準にソートされます。ソートされたパターンは、新しいパターンデータ構造体として返されます。

SortPatternsの入力パラメータ

Syntax:SortPatterns(パターン,ソートする数,ソート基準,フィクスチャ.行,フィクスチャ.列,フィクスチャ.角度,ソート許容値,表示)

パターン この引数は、FindPatMaxPatterns 関数または FindPatterns 関数によって返される有効なパターンデータ構造体を含むスプレッドシートのセルを参照している必要があります。
ソートする数 ソートするパターンの最大数 (1 ~ 255、デフォルト = 1) を指定します。
ソート基準

ソートの方法を指定します。

0 = X (デフォルト)

x 軸に沿った距離を基準に、距離の短いものから長いものの順 (降順) でソートします。

閉じた

1 = Y

y 軸に沿った距離を基準に、距離の短いものから長いものの順 (降順) でソートします。

閉じた

2 = 角度

フィクスチャ座標系の X 軸からパターンのレスポンス点とフィクスチャの原点により定義される線分までの角度 (0 ~ 360 度) を、距離の短いものから長いものの順 (降順) にソートします。

閉じた

3 = 角度絶対値

フィクスチャ座標系の x 軸からパターンのレスポンス点とフィクスチャの原点により定義される線分までの角度 (-180 ~ 180 度) の絶対値を、距離の短いものから長いものの順 (降順) にソートします。

閉じた

4 = 距離

フィクスチャの原点からパターンのレスポンス点までの距離を、距離の短いものから長いものの順 (降順) にソートします。

閉じた

5 = グリッド X

まず、フィクスチャの x 軸に沿った距離を基準に距離の短いものから長いものの順 (降順) でソートし、次に y 軸に沿った距離を基準に距離の短いものから長いものの順 (降順) でソートします。

:  SortPatterns 関数は、グリッド X が選択され、CalibrateImage 関数や TransPatternsToWorld 関数の出力などのワールド座標にキャリブレーションされた画像を関数が参照している場合には、#ERR を返します。グリッド X のソートは、ピクセル座標にのみ適用できます。ワールド座標を使用して [グリッド X] のソート方法を使用するには、SortPatterns 関数によって参照されている FindPatMaxPatterns 関数または FindPatterns 関数が、SortPatterns 関数によってピクセル座標でソートされた TransformImage 関数の出力を参照する必要があります。出力データは、その後、TransPatternsToWorld 関数を使用してワールド座標に変換できます。

閉じた

6 = グリッド Y

まず、フィクスチャの y 軸に沿った距離を基準に距離の短いものから長いものの順 (降順) でソートし、次に x 軸に沿った距離を基準に距離の短いものから長いものの順 (降順) でソートします。

:  SortPatterns 関数は、[グリッド Y] が選択され、CalibrateImage 関数や TransPatternsToWorld 関数の出力などのワールド座標にキャリブレーションされた画像を関数が参照している場合には、#ERR を返します。グリッド Y のソートは、ピクセル座標にのみ適用できます。ワールド座標を使用して [グリッド Y] のソート方法を使用するには、SortPatterns 関数によって参照されている FindPatMaxPatterns 関数または FindPatterns 関数が、SortPatterns 関数によってピクセル座標でソートされた TransformImage 関数の出力を参照する必要があります。出力データは、その後、TransPatternsToWorld 関数を使用してワールド座標に変換できます。

閉じた

フィクスチャ

[フィクスチャ] 入力に対する参照パターンまたはビジョンツール関数の画像座標系の出力を定義します。フィクスチャに対する参照パターンを設定すると、フィクスチャが回転または移動した場合に、フィクスチャに対応して参照されるパターンを確実に回転または移動できます。

デフォルト設定は画像の左上隅で、(0, 0, 0) になります。

画像座標での行オフセット。
画像座標での列オフセット
角度 画像座標系での方位角
ソート許容値

グリッド X またはグリッド Y を使用してソートする場合に、検出されたパターンをパターングループに含むために必要な、登録パターン高さのサイズの割合 (%) (1% ~ 500%、デフォルト = 50%) を指定します。

:  このパラメータは [ソート基準] パラメータを [グリッド X] または [グリッド Y] のいずれかに設定した場合にのみ使用します。
表示

画像上の SortPatterns グラフィックスの表示モードを指定します。

0 = 非表示 (デフォルト) SortPatterns 関数を含んでいるセルがスプレッドシート内でハイライトされている場合を除き、すべてのグラフィックスが表示されません。
1 = 結果のグラフィックスのみ 検出された各パターンに対して十字マークが常に表示されます。
3 = すべて表示: 入力、結果、および一致特徴

入力画像領域、検出された各パターンに対する十字マーク、および一致特徴が常に表示されます。

:  一致特徴は、PatMax により登録されたパターンについてのみ表示されます。

SortPatternsの出力

戻り値 ソートされたパターンのレスポンス点を含んでいるパターンデータ構造体。入力パラメータが無効であれば #ERR を返します。
結果

SortPatterns 関数を初めてセルに挿入すると、スプレッドシート内に結果テーブルが自動的に作成されます。

:  [ソートする数] パラメータの値が 0 より大きい場合、SortPatternsは、パターンデータ構造体内の最初の 10 個のパターンに対応する最大 10 のエントリを含んでいる結果テーブルを自動的に挿入します。より多くのエントリを表示する場合は、最後の行をコピーし、追加の行を末尾に貼り付けることによりテーブルを拡張することができます。新しく貼り付けた行のインデックスの値を必ず繰り上げて、正しいパターンがインデックスされるようにしてください。

SortPatternsデータアクセス関数

次のデータアクセス関数がスプレッドシートに自動挿入され、結果テーブルが作成されます。

GetRow(パターン, インデックス) パターン位置の行座標
GetCol(パターン, インデックス) パターン位置の列座標
角度 GetAngle(パターン, インデックス) パターン位置の角度
スケール GetScale(パターン, インデックス) 元のモデルに対するサイズの割合をパーセント単位で表したもの
得点 GetScore(パターン, インデックス) パターンのレスポンス得点