IDVerify

注 :  
  • 返される値はすべて、参照元の IDVerify 構造体から取得され、VerifyIDCode 関数の作成時にスプレッドシートに挿入されます。
  • ReadIDCode 関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を搭載した In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行する In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。
  • レガシー関数である ReadIDCode 関数の代わりに ReadIDMax 関数を使用することを推奨します。ReadIDMax 関数には拡張性能機能が搭載されています。
  • VerifyIDCode 関数が ReadIDMax 関数を参照する場合、必要に応じてインデックスを使用して、ReadIDMax 関数の結果テーブルからインデックス付き文字列を参照することができます。
  • ReadIDMax 関数の場合、次の関数をサポートするために、[照合] パラメータを有効にする必要があります。
  • ReadIDCode 関数の場合、次の関数をサポートするために、[アルゴリズム] パラメータを参照元の ReadIDCode 関数で有効にする必要があります。これらの関数は、Data Matrix、QR コード、またはポスタルのシンボルのみで使用できます。

汎用データアクセス関数

関数 説明

GetGrade(ID 照合,[インデックス])

 

選択した測定を基に、シンボルの全体的な品質のグレードを返します。

注 :  複数の測定セット (ISO、IAQG9132、または Cognex) が VerifyIDCode 関数で有効になっている場合、GetGrade は、有効な測定の最低グレードを返します。

GetHigh(ID 照合,[インデックス])

シンボルの高さを返します。

GetWide(ID 照合,[インデックス])

シンボルの幅を返します。

GetRow(ID 照合,[インデックス])

バーコードの左上隅の行座標、または 2D シンボルのインデックス付き (0 ～ 3) ファインダパターン頂点の列座標をピクセル単位で返します。

注 :  
  • ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
  • ReadIDCode 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。

GetCol(ID 照合,[インデックス])

バーコードの左上隅の列座標、または 2D シンボルのインデックス付き (0 ～ 3) ファインダパターン頂点の列座標をピクセル単位で返します。

注 :  
  • ReadIDMax 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。
  • ReadIDCode 関数の [照合] チェックボックスを ON にする必要があります。

GetAngle(ID 照合,[インデックス])

シンボルの角度を返します。

Get2DModulation(ID 照合,[インデックス])

選択した測定方法で定義したシンボルの変調を返します。ISO 15415 または AIM-DPM 測定のいずれかを VerifyIDCode 関数で有効にする必要があります。

注 :  

Data Matrix ECC 200 シンボルではないシンボルの場合、Get2DModulation は #ERR を返します。

  • グレード A = 4.0
  • グレード B = 3.0
  • グレード C = 2.0
  • グレード D = 1.0
  • グレード F = 0.0

GetNoReadString(ID 照合,[インデックス])

ReadIDCode の失敗に関する情報を提供するために、診断文字列を返します。照合されているコードの種類に応じて、グリッドサイズ、極性、解像度、ECC レベル、および場合によってはコードの種類も返されます。

閉じた診断情報文字列を参照してください。

診断情報文字列
シンボルが適切にデコードされました。
シンボルが検出されましたが、デコードできませんでした。
シンボルが検出されなかったか、デコードされませんでした。
ReadIDCode 操作がタイムアウトになりました。
デコードを試みているときに、センサがメモリ不足になりました。
ReadIDCode が予期せずに失敗しました。
VerifyIDCode に無効な ReadIDCode セル参照があります。
ReadIDCode に無効な画像セル参照があります。
[アルゴリズム] チェックボックスが ON のときには、No-Read 診断は Data Matrix または QR コードについてのみサポートされます。
ReadIDCode プロパティシートの [アルゴリズム] チェックボックスがオンになっていません。

GetNoReadStatus(ID 照合,[インデックス])

ReadIDCode の失敗に関する情報を提供するために、診断コードを返します。

閉じた診断コードとそれに対応する情報文字列

Data Matrix: 次の場合、すべての測定が計算されます。

診断コード 対応するエラー文字列

04030000

シンボルが適切にデコードされました。

04030001

シンボルが検出されましたが、デコードできませんでした。

QR コード: 次の場合、ISO 15415 と IAQG-9132 を除くすべての測定が計算されます。

診断コード 対応するエラー文字列

04030000

シンボルが適切にデコードされました。

04030001

シンボルが検出されましたが、デコードできませんでした。

これらの場合、Data Matrix または QR コードのいずれでも測定は使用できません。

診断コード 対応するエラー文字列

04030002

シンボルが検出されなかったか、デコードされませんでした。

04030003

ReadIDCode 操作がタイムアウトになりました。

04030004

デコードを試みているときに、センサがメモリ不足になりました。

04030005

ReadIDCode が予期せずに失敗しました。

04030006

VerifyIDCode に無効な ReadIDCode セル参照があります。

04030007

ReadIDCode に無効な画像セル参照があります。

04030008

[アルゴリズム] チェックボックスが ON のときには、No-Read 診断は Data Matrix または QR コードについてのみサポートされます。

04030009

ReadIDCode プロパティシートの [アルゴリズム] チェックボックスがオンになっていません。

ISO 16022/18004 データアクセス関数

関数 説明

GetContrast(ID 照合,[インデックス])

ISO 15415 が選択された場合、シンボルコントラスト測定結果を返します。これは、前景と背景のグレースケール階調間の割合の差です。

  • グレード A (4.0): 0.70 ≤ x < 1.00
  • グレード B (3.0): 0.55 ≤ x < 0.70
  • グレード C (2.0): 0.40 ≤ x < 0.55
  • グレード D (1.0): 0.20 ≤ x < 0.40
  • グレード F (0.0): 0.00 ≤ x < 0.20

AIM-DPM (プロセス管理または契約適合性のいずれか) が選択された場合、シンボルコントラスト測定を返します。これは、明分布と暗分布の平均の間の差が明分布の平均の割合として計算されます。AIM-DPM 規格では、明分布が ± 8% の許容差範囲内で 78 パーセントになるように、画像を取り込む必要があります。

  • グレード A (4.0): 0.30 ≤ x < 1.00
  • グレード B (3.0): 0.25 ≤ x < 0.30
  • グレード C (2.0): 0.20 ≤ x < 0.25
  • グレード D (1.0): 0.15 ≤ x < 0.20
  • グレード F (0.0): 0.00 ≤ x < 0.15

GetGrowth(ID 照合,[インデックス])

2D シンボルの印刷太り測定結果を返します。

  • グレード A (4.0): -0.50 ≤ x ≤ 0.50
  • グレード B (3.0): -0.70 ≤ x < -0.50 または 0.50 < x ≤ 0.70
  • グレード C (2.0): -0.85 ≤ x < -0.70 または 0.70 < x ≤ 0.85
  • グレード D (1.0): -1.00 ≤ x < -0.85 または 0.85 < x ≤ 1.00
  • グレード F (0.0): x < -1.00 または x > 1.00

GetGrowthHorizontal(ID 照合,[インデックス])

2D シンボルの水平寸法の印刷太りを返します。

  • グレード A (4.0): -0.50 ≤ x ≤ 0.50
  • グレード B (3.0): -0.70 ≤ x < -0.50 または 0.50 < x ≤ 0.70
  • グレード C (2.0): -0.85 ≤ x < -0.70 または 0.70 < x ≤ 0.85
  • グレード D (1.0): -1.00 ≤ x < -0.85 または 0.85 < x ≤ 1.00
  • グレード F (0.0): x < -1.00 または x > 1.00

GetGrowthVertical(ID 照合,[インデックス])

2D シンボルの垂直寸法の印刷太りを返します。

  • グレード A (4.0): -0.50 ≤ x ≤ 0.50
  • グレード B (3.0): -0.70 ≤ x < -0.50 または 0.50 < x ≤ 0.70
  • グレード C (2.0): -0.85 ≤ x < -0.70 または 0.70 < x ≤ 0.85
  • グレード D (1.0): -1.00 ≤ x < -0.85 または 0.85 < x ≤ 1.00
  • グレード F (0.0): x < -1.00 または x > 1.00

GetNonUniformity(ID 照合,[インデックス])

2D シンボルの軸の歪み度合い測定の結果を返します。

  • グレード A (4.0): 0.00 ≤ x ≤ 0.06
  • グレード B (3.0): 0.06 < x ≤ 0.08
  • グレード C (2.0): 0.08 < x ≤ 0.10
  • グレード D (1.0): 0.10 < x ≤ 0.12
  • グレード F (0.0): 0.12 < x ≤ 1.00

GetRefDecode(ID 照合,[インデックス])

シンボルが適切にデコードされたかどうかを示します。

  • グレード A (4.0): 1
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): 0

GetUnusedEC(ID 照合,[インデックス])

2D シンボルの未使用誤り訂正測定の結果 (%) を返します。

  • グレード A (4.0): 0.62 ≤ x ≤  1.00
  • グレード B (3.0): 0.50 ≤ x < 0.62
  • グレード C (2.0): 0.37 ≤ x < 0.50
  • グレード D (1.0): 0.25 ≤ x < 0.37
  • グレード F (0.0): 0.00 ≤ x < 0.25

ISO 15415/AIM-DPM データアクセス関数

関数 説明

Get2DModulation(ID 照合,[インデックス])

選択した測定方法で定義したシンボルの変調を返します。ISO 15415 または AIM-DPM 測定のいずれかを VerifyIDCode 関数で有効にする必要があります。

注 :  

Data Matrix ECC 200 シンボルではないシンボルの場合、Get2DModulation は #ERR を返します。

  • グレード A = 4.0
  • グレード B = 3.0
  • グレード C = 2.0
  • グレード D = 1.0
  • グレード F = 0.0

GetContrast(ID 照合,[インデックス])

ISO 15415 が選択された場合、シンボルコントラスト測定結果を返します。これは、前景と背景のグレースケール階調間の割合の差です。

  • グレード A (4.0): 0.70 ≤ x < 1.00
  • グレード B (3.0): 0.55 ≤ x < 0.70
  • グレード C (2.0): 0.40 ≤ x < 0.55
  • グレード D (1.0): 0.20 ≤ x < 0.40
  • グレード F (0.0): 0.00 ≤ x < 0.20

AIM-DPM (プロセス管理または契約適合性のいずれか) が選択された場合、シンボルコントラスト測定を返します。これは、明分布と暗分布の平均の間の差が明分布の平均の割合として計算されます。AIM-DPM 規格では、明分布が ± 8% の許容差範囲内で 78 パーセントになるように、画像を取り込む必要があります。

  • グレード A (4.0): 0.30 ≤ x < 1.00
  • グレード B (3.0): 0.25 ≤ x < 0.30
  • グレード C (2.0): 0.20 ≤ x < 0.25
  • グレード D (1.0): 0.15 ≤ x < 0.20
  • グレード F (0.0): 0.00 ≤ x < 0.15

GetExtremeReflectance(ID 照合,[インデックス])

シンボルの ISO 15415 最大反射率を返します。ISO 15415 測定を VerifyIDCode 関数で有効にする必要があります。この測定は AIM-DPM 規格の一部ではありません。AIM-DPM が選択された場合は #ERR を返します。

  • グレード A (4.0): 1
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): 0

GetFixedPatternDamage(ID 照合,[インデックス])

シンボルの固定パターン損傷測定を返します。ISO 15415 または AIM-DPM 測定のいずれかを VerifyIDCode 関数で有効にする必要があります。固定パターン損傷の測定方法は、ISO 15415 と AIM-DPM では異なります。

  • グレード A = 4.0
  • グレード B = 3.0
  • グレード C = 2.0
  • グレード D = 1.0
  • グレード F = 0.0

GetGridNonUniformity(ID 照合,[インデックス])

シンボルのグリッドの歪み度合いを返します。ISO 15415 または AIM-DPM 測定のいずれかを VerifyIDCode 関数で有効にする必要があります。

  • グレード A (4.0): x ≤ 0.38
  • グレード B (3.0): 0.38 < x ≤ 0.50
  • グレード C (2.0): 0.50 < x ≤ 0.63
  • グレード D (1.0): 0.63 < x ≤ 0.75
  • グレード F (0.0): x > 0.75

GetGrowth(ID 照合,[インデックス])

2D シンボルの印刷太り測定結果を返します。15415 と AIM-DPM 双方で印刷太りをプロセス管理測定として分類します。両方とも、グレードマッピングを定義せず、シンボルのグレードの計算に使用しません。

注 :  
  • 印刷太りの測定方法と報告方法は、16022/18004 規格の場合とは異なります。  ISO-15415 と AIM-DPM は両方とも印刷太りを、測定済みセルサイズの標準からの平均偏差 (標準の割合) として測定します。  負の値は印刷ロスを表します。
  • 印刷太りはシンボルの水平および垂直寸法に沿って個別に測定され、GetGrowthHorizontal 関数と GetGrowthVertical 関数で返されます。GetGrowth は、水平および垂直方向の印刷太りの平均値を返します。

GetGrowthHorizontal(ID 照合,[インデックス])

2D シンボルの水平寸法の印刷太りを返します。

  • グレード A (4.0): -0.50 ≤ x ≤ 0.50
  • グレード B (3.0): -0.70 ≤ x < -0.50 または 0.50 < x ≤ 0.70
  • グレード C (2.0): -0.85 ≤ x < -0.70 または 0.70 < x ≤ 0.85
  • グレード D (1.0): -1.00 ≤ x < -0.85 または 0.85 < x ≤ 1.00
  • グレード F (0.0): x < -1.00 または x > 1.00

GetGrowthVertical(ID 照合,[インデックス])

2D シンボルの垂直寸法の印刷太りを返します。

  • グレード A (4.0): -0.50 ≤ x ≤ 0.50
  • グレード B (3.0): -0.70 ≤ x < -0.50 または 0.50 < x ≤ 0.70
  • グレード C (2.0): -0.85 ≤ x < -0.70 または 0.70 < x ≤ 0.85
  • グレード D (1.0): -1.00 ≤ x < -0.85 または 0.85 < x ≤ 1.00
  • グレード F (0.0): x < -1.00 または x > 1.00

GetNonUniformity(ID 照合,[インデックス])

2D シンボルの軸の歪み度合い測定の結果を返します。

  • グレード A (4.0): 0.00 ≤ x ≤ 0.06
  • グレード B (3.0): 0.06 < x ≤ 0.08
  • グレード C (2.0): 0.08 < x ≤ 0.10
  • グレード D (1.0): 0.10 < x ≤ 0.12
  • グレード F (0.0): 0.12 < x ≤ 1.00

GetRefDecode(ID 照合,[インデックス])

シンボルが適切にデコードされたかどうかを示します。

  • グレード A (4.0): 1
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): 0

GetUnusedEC(ID 照合,[インデックス])

2D シンボルの未使用誤り訂正測定の結果 (%) を返します。

  • グレード A (4.0): 0.62 ≤ x ≤  1.00
  • グレード B (3.0): 0.50 ≤ x < 0.62
  • グレード C (2.0): 0.37 ≤ x < 0.50
  • グレード D (1.0): 0.25 ≤ x < 0.37
  • グレード F (0.0): 0.00 ≤ x < 0.25

Cognex サプリメンタルデータアクセス関数

関数 説明

GetBkgdUniformity(ID 照合,[インデックス])

2D シンボル (クワイエットゾーンを含む) のグレースケール背景の非均一性を返します。クワイエットゾーンのグレースケール階調が非均一で、モジュールがバイナリデータビット 0 を表すシンボルは、高品質と見なされます。

  • グレード A (4.0): 0.9 ≤ x ≤ 1.0
  • グレード B (3.0): 0.8 ≤ x < 0.9
  • グレード C (2.0): 0.7 ≤ x < 0.8
  • グレード D (1.0): 0.6 ≤ x < 0.7
  • グレード F (0.0): 0.0 ≤ x < 0.6

GetCellSeparability(ID 照合,[インデックス])

バイナリデータビット 1 または 0 を表すモジュールの二峰性特性を返します。モジュールのグレースケール階調は、AIM リファレンスのデコードアルゴリズムで定義されたサンプリンググリッドから抽出されます。

  • グレード A (4.0): 0.75 ≤ x ≤ 1.00
  • グレード B (3.0): 0.60 ≤ x < 0.75
  • グレード C (2.0): 0.50 ≤ x < 0.60
  • グレード D (1.0): 0.40 ≤ x < 0.50
  • グレード F (0.0): 0.00 ≤ x < 0.40

GetFinderConfCon(ID 照合,[インデックス])

シンボルのパターン (タイミングパターンを含む) が AIM シンボルの仕様に適合する範囲の値を返します。特に、同色の隣接モジュールがどの程度きれいに実線を形成しているか、異なる色のモジュールが同じサイズかどうかを測定します。この測定の値が低い場合、AIM リファレンスのデコードアルゴリズムによるシンボルの位置特定ステップが成功する可能性が低くなります。この関数は、予測されるバイナリデータビット 0 または 1 を表す、ファインダパターン (タイミングパターンを含む) 内にあるモジュールの数の比率も測定します。

  • グレード A (4.0): 1.0
  • グレード B (3.0): 0.9 ≤ x < 1.0
  • グレード C (2.0): 0.8 ≤ x < 0.9
  • グレード D (1.0): 0.7 ≤ x < 0.8
  • グレード F (0.0): 0.0 ≤ x < 0.7

GetFinderConfDot(ID 照合,[インデックス])

ドット刻印されたシンボルのファインダパターンが AIM 仕様にどのくらい適合しているかを示す値を返します。

  • グレード A (4.0): 1.0
  • グレード B (3.0): 0.9 ≤ x < 1.0
  • グレード C (2.0): 0.8 ≤ x < 0.9
  • グレード D (1.0): 0.7 ≤ x < 0.8
  • グレード F (0.0): 0.0 ≤ x < 0.7

GetImageSharpness(ID 照合,[インデックス])

3x3 Sobel エッジ検出から取得したエッジ強度と画像コントラストを比較して、画像のエッジのシャープネス値を返します。シャープネス値が高い画像は、焦点がよく合っていて高品質と見なされます。

  • グレード A (4.0): 0.5 ≤ x ≤ 1.0
  • グレード B (3.0): 0.4 ≤ x < 0.5
  • グレード C (2.0): 0.3 ≤ x < 0.4
  • グレード D (1.0): 0.2 ≤ x < 0.3
  • グレード F (0.0): 0.0 ≤ x < 0.2

GetSymSeparability(ID 照合,[インデックス])

シンボルが画像全体の中で明瞭かどうかを示します。画像の最小および最大グレースケール階調の中間にグローバルしきい値があって、背景から明瞭に区別できるシンボルは、高品質と見なされます。

  • グレード A (4.0): 1
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): 0

IAQG/AS-9132 データアクセス関数

関数 説明

GetIAQGOverallGrade(ID 照合,[インデックス])

GetPercDotOSFailGrade、GetPercDotPositionFailGrade、GetDistortionAngleGrade の最小限の抽出されたグレードを使って、IAQG 9132 仕様に従った全体的なシンボルのグレードを返します。

GetDistortionAngle(ID 照合,[インデックス])

シンボル X 軸と Y 軸の垂直からの偏差を度単位で返します。

  • グレード A (4.0): x ≤ 7.0
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): x > 7.0

GetDistortionAngleGrade(ID 照合,[インデックス])

角度の歪みの IAQG 9132 グレードを返します。

  • グレード A (4.0): x ≤ 7.0
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): x > 7.0

GetDotCenter(ID 照合,[インデックス])

シンボル内のセルの中央が、予測された位置にどのくらい適切に配置されたかを示す割合を返します。

注 :  この関数は、ドット刻印されたデータマトリックスシンボルを検証するときにだけ適用されます。
  • グレード A (4.0): 0.0 ≤ x ≤ 10.0
  • グレード B (3.0): 10.0 ≤ x < 20.0
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): 20.0 ≤ x < 100.0

GetDotDiameter(ID 照合,[インデックス])

予測されたセルの直径の割合として、セルの直径の平均を返します。

注 :  この関数は、ドット刻印されたデータマトリックスシンボルを検証するときにだけ適用されます。
  • グレード A (4.0): 60.0 < x < 105.0
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): 0.0 ≤ x ≤ 60.0 および 105.0 ≤ x ≤ 150.0

GetDotOvality(ID 照合,[インデックス])

予測されたセルのサイズの割合として、セルの幅と高さの平均的な差を返します。

注 :  この関数は、ドット刻印されたデータマトリックスシンボルを検証するときにだけ適用されます。
  • グレード A (4.0): 0.0 ≤ x < 20.0
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): 20.0 ≤ x < 100.0

GetPercDotOSFail(ID 照合,[インデックス])

ドットのサイズまたは楕円率の範囲のいずれかから外れた、シンボル内の ON セルの割合を返します。

GetPercDotOSFailGrade(ID 照合,[インデックス])

ドットのサイズまたは楕円率の範囲から外れた ON セルの割合について IAQG 9132 グレードを返します。値が 2% を上回る場合、この測定は不合格 (0) グレードです。上回らない場合、合格 (4) です。

GetPercDotPositionFail(ID 照合,[インデックス])

位置の許容差範囲を超えた、シンボル内の ON セルの割合を返します。

GetPercDotPositionFailGrade(ID 照合,[インデックス])

位置の許容差範囲を超えた ON セルの割合について IAQG 9132 グレードを返します。

  • グレード A (4.0): 1
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0):  0

GetSDevDotCenter(ID 照合,[インデックス])

ドット位置のシフトエラーの標準偏差を返します。

注 :  この関数は、ドット刻印されたデータマトリックスシンボルを検証するときにだけ適用されます。
  • グレード A (4.0): 0.0 ≤ x < 20.0
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): 20.0 ≤ x < 100.0

GetSDevDotDiameter(ID 照合,[インデックス])

すべてのセルの直径の標準偏差を返します。

注 :  この関数は、ドット刻印されたデータマトリックスシンボルを検証するときにだけ適用されます。
  • グレード A (4.0): 0.0 ≤ x < 20.0
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): 20.0 ≤ x < 100.0

GetSDevDotOvality(ID 照合,[インデックス])

セルの幅と高さの間の標準偏差を返します。

注 :  この関数は、ドット刻印されたデータマトリックスシンボルを検証するときにだけ適用されます。
  • グレード A (4.0): 0.0 ≤ x < 20.0
  • グレード B (3.0): N/A
  • グレード C (2.0): N/A
  • グレード D (1.0): N/A
  • グレード F (0.0): 20.0 ≤ x < 100.0

郵便番号データアクセス関数

関数 説明

GetBarPitch(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの平均ピッチを返します。

GetBarSkew(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの平均スキューを返します。

GetBarSpace(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバー間の平均間隔を返します。

GetBarVoid(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの平均空間 (インクのない領域) を返します。

GetBarHeight(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの指定された種類の平均高さを返します (インデックス入力値: 0 = ショート/タイミング、1 = アセンダ、2 = ディセンダ、3 = トール/フル)。

GetBarWidth(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの平均幅を返します。

GetBaselineShift(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのベースラインからのバーの平均シフトを返します。

GetBGReflectance(ID 照合,[インデックス])

背景の平均反射率を返します。

GetClearanceBottom(ID 照合,[インデックス])

コード下部に対する間隔 (クワイエットゾーン) を返します。

注 :  シンボルが適切にデコードされた場合にのみ有効です。

GetClearanceLeft(ID 照合,[インデックス])

コード左に対する間隔 (クワイエットゾーン) を返します。

注 :  シンボルが適切にデコードされた場合にのみ有効です。

GetClearanceRight(ID 照合,[インデックス])

コード右に対する間隔 (クワイエットゾーン) を返します。

注 :  シンボルが適切にデコードされた場合にのみ有効です。

GetClearanceTop(ID 照合,[インデックス])

コード上部に対する間隔 (クワイエットゾーン) を返します。

注 :  シンボルが適切にデコードされた場合にのみ有効です。

GetContrast(ID 照合,[インデックス])

シンボルコントラスト測定結果を返します。これは、前景と背景のグレースケール階調間の割合の差です。

GetMaxBarHeight(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの指定された種類の最大高さを返します (インデックス入力値: 0 = ショート/タイミング、1 = アセンダ、2 = ディセンダ、3 = トール/フル)。

GetMaxBarPitch(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの最大ピッチを返します。

GetMaxBarSkew(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの最大スキューを返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetMaxBarSpace(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバー間の最大間隔を返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetMaxBarVoid(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの最大空間 (インクのない領域) を返します。

GetMaxBarWidth(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの最大幅を返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetMaxBaselineShift(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのベースラインからのバーの最大シフトを返します。

GetMaxBGReflectance(ID 照合,[インデックス])

背景の最大反射率を返します。

GetMaxContrast(ID 照合,[インデックス])

(グレースケール階調における) 前景と背景間の最大コントラストを返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetMaxOverInkSize(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの最大オーバーインクサイズを返します。

GetMinBarHeight(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの指定された種類の最低高さを返します (インデックス入力値: 0 = ショート/タイミング、1 = アセンダ、2 = ディセンダ、3 = トール/フル)。

GetMinBarPitch(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの最小ピッチを返します。

GetMinBarSpace(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバー間の最小間隔を返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetMinBarVoid(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの最小空間 (インクのない領域) を返します。

GetMinBarWidth(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの最小幅を返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetMinBarSkew(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの最小スキューを返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetMinBaselineShift(ID 照合,[インデックス])

ベースラインからのバーの最小シフトを返します。

GetMinBGReflectance(ID 照合,[インデックス])

背景の最小反射率を返します。

GetMinContrast(ID 照合,[インデックス])

(グレースケール階調における) 前景と背景間の最小コントラストを返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetMinOverInkSize(ID 照合,[インデックス])

バーの最小オーバーインクサイズを返します。

GetModulation(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードの平均コントラストに対する最小エッジレスポンス (ECMin) の比率を返します。

GetNBars(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードで検出されるバーの数を返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetOneBarBaselineShift(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーのベースラインシフトを返します。

GetOneBarBGReflectance(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーの背景反射率を返します。

GetOneBarCol(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーの列番号を返します。2 State コードのバーの位置は、バーの下部エッジの中央になります。4 State コードのこれはバーの T エレメントの中央になります。

GetOneBarContrast(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーのコントラストを返します。

GetOneBarHeight(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーの高さを返します。

GetOneBarOverInkSize(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーのオーバーインクサイズを返します。

GetOneBarPitch(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーのピッチを返します。

GetOneBarRow(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーの行番号を返します。2 State コードのバーの位置は、バーの下部エッジの中央になります。4 State コードのこれはバーの T エレメントの中央になります。

GetOneBarSkew(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーのスキューを返します。

GetOneBarSpace(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーの間隔を返します。

GetOneBarType(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーの種類を返します (出力値: 0 = ショート/タイミング、1 = アセンダ、2 = ディセンダ、3 = トール/フル)。

注 :  パラメータのインデックス値は、ポスタルバーコードの個々のバーを参照し、出力値は個々のバーの種類を示します。

GetOneBarVoid(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーの空間を返します。

GetOneBarWidth(ID 照合, [インデックス])

ポスタルバーコードのインデックス付きバーの幅を返します。

GetOverInkSize(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの平均オーバーインクサイズを返します。

GetSDevBarHeight(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの指定された種類の高さの標準偏差を返します (インデックス入力値: 0 = ショート/タイミング、1 = アセンダ、2 = ディセンダ、3 = トール/フル)。

GetSDevBarPitch(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーのピッチの標準偏差を返します。

GetSDevBarSkew(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーのスキューの標準偏差を返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetSDevBarSpace(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの間隔の標準偏差を返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetSDevBarVoid(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの空間 (インクのない領域) の標準偏差を返します。

GetSDevBarWidth(ID 照合,[インデックス])

ポスタルバーコードのバーの幅の標準偏差を返します。

注 :  この関数は、In-Sight ファームウェア 4.x.x を実行している In-Sight ビジョンシステムでのみ使用可能です。In-Sight ファームウェア 5.1.0 以上を実行している In-Sight ビジョンシステムでは使用できません。モデル一覧およびサポートされているファームウェアバージョンについては、「ファームウェアバージョン」を参照してください。

GetSDevBaselineShift(ID 照合,[インデックス])

ベースラインからのバーのシフトの標準偏差を返します。

GetSDevBGReflectance(ID 照合,[インデックス])

背景反射率の標準偏差を返します。

GetSDevOverInkSize(ID 照合,[インデックス])

バーのオーバーインクサイズの標準偏差を返します。

GetVerifyDecoded(ID 照合,[インデックス])

シンボルが適切にデコードされたかどうかの結果を返します (出力値: 0 = 不成功、1 = 成功)。