Timer

一定の間隔で、または毎日特定の時刻に、スプレッドシートイベントのトリガをかけます。デフォルトでは、In-Sight ビジョンシステムがオンラインである場合は、この関数は有効になります。

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  • [日付/時刻の設定] ダイアログは、センサの内部クロックをローカルまたはリモートのネットワークサーバの時刻に自動同期させるために、SNTP (Simple Network Time Protocol) を使用するように In-Sight センサを設定します。
  • [セル状態] から Timer 関数を有効/無効にして、関数を開始または停止することができます。
  • In-Sight Explorer または VisionView アプリケーションが検査をモニタするジョブ設置環境では、ジョブがスプレッドシートイベントのトリガをかけるソフトイベント (Timer 関数として設定) に依存する場合、画像取り込みサイクルの完了直前にトリガがかけられると、画像の検査が遅延することがあります。ジョブファイルが大きい場合 (つまり、追加されたジョブのロジックに加えて、ファイルにパターンマッチ傷検出 エッジ検査ツールなど多くのビジョンツールが含まれる)、In-Sight Explorer または VisionView に必要な更新により、表示の更新がキューに入れられるまで画像の検査が妨げられます。正確なタイミングを必要とするアプリケーションでは (10 ミリ秒による測定など)、この更新により合格/不合格の結果を決定するのが遅れるため、検査プロセスでの次のステーション (PLC またはモーションコントローラなど) への結果の転送も遅延します。こうしたアプリケーション環境では、検査の遅延を避けるために、ソフトイベントを使用しないことを推奨します。

Timerの入力パラメータ

Syntax:Timer(時間,トリガ)

時間

時間の間隔または毎日の特定の時刻を指定する文字列です。

:  デフォルトの間隔は 1 分です。

閉じた時刻の例

"01:00:00"

1 時間ごとにトリガをかけます。

"0:10:00"

10 分ごとにトリガをかけます。

"0:01:00"

1 分ごとにトリガをかけます。

"0:00:10"

10 秒ごとにトリガをかけます。

"@8:00"

毎日午前 8 時 00 分にトリガをかけます。

"@8:30, 20:00"

毎日午前 8 時 30 分と午後 8 時 00 分にトリガをかけます。

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  • @ 記号を使用して具体的な時刻を指定すると、日付と時刻が [日付/時刻の設定] ダイアログで手動で設定されている場合、または SNTP サーバがオンの場合を除き、この関数は #ERR を返します。
  • [時刻] パラメータはセル参照にすることができます。その場合、参照先セルの時刻の先頭ににアポストロフィ (') を追加する必要があります。例えば、スプレッドシートを
    A2=Timer(B2,80)
    B2='00:01:00 のように設定できます。
トリガ

一定の間隔で、または毎日特定の時刻に発生させるトリガ信号を指定します。

番号 トリガの種類
-1 = なし トリガ信号は送られません。
32 = 手動 手動トリガをかけます。
80 ~ 87 = Soft 0 ~ Soft 7 ソフトトリガ (0 ~ 7) 信号が送られます (デフォルト = ソフト 0)

Timerの出力

戻り値 タイマデータ構造体。入力パラメータが無効であれば #ERR を返します。