パレット

EasyBuilder ビュー

パレットは、以下のタブを介してユーザガイダンスを提供する参照ペインです。

:  EasyBuilder をカスタマイズすることによって、パレットをドッキング表示 (ウィンドウの端に固定) またはフロート表示にしたり、移動したり、サイズを変更したりすることができます。

[ヘルプ] タブ

[ヘルプ] タブは EasyBuilder ヘルプファイルを表示し、現在の [アプリケーションステップ] を反映して更新され、そのステップを完了する方法に関する詳細な手順を表示します。必要に応じて、コントロールやパラメータに関する説明やガイドラインも表示されます。より詳細な説明が記載されているそのほかのヘルプトピックへのリンクが含まれることもあります。

:  EasyBuilder ヘルプファイルは、オンラインヘルプのフォーマットで表示することもできます。F1 キーボードを押すか、[ヘルプ] タブのヘルプ ボタンを押すか、あるいは [ヘルプ] メニューから [EasyBuilder ヘルプ] を選択して、EasyBuilder オンラインヘルプファイルを開きます。

[結果] タブ

[結果] タブには、ジョブ設定のトラブルシューティングや最適化のために必要な、各ツールのパフォーマンスが表示されます。このタブでは次の操作を行うことができます。

  • 結果をモニタすることによって、どのツールが 成功、または 失敗しているかをひと目で判断することができます。これは [位置決め] または [検査] 設定ペインの [設定] または [制限範囲] タブにも表示されます。
  • ツールをクリックして、このツール (オレンジ色でハイライトされているもの) とそのジョブで使用されているそのほかのツールの依存関係を表示し、ツールの不具合がほかのツールの不具合に関係しているかどうかを判断することができます。ツールが別のツールを参照しているときには依存関係が存在します。1 つの依存関係は、参照元と参照先の 2 つの部分から構成されます。これらは線で結ばれています。参照元とはデータのソース (入力を提供するツール) のことで、円で表されます。参照先とはデータのディスティネーション (出力を受け取るツール) のことで、矢印で表されます。青い依存関係グラフィックスは選択したツールが参照先であることを、緑色のグラフィックスは選択したツールが参照元であることを示します。
  • ツールアイコン (例: Presence/Absence Edge、Identification Read Text、Counting Blobs) によって、ツールのタイプを目で見て確認することができます。
  • 名前およびタイプ別にツールを識別することができます。
  • 必要に応じて、ツールをダブルクリックして修正できます。[アプリケーションステップ] ペインは [検査] ステップに戻ります。設定ペインには選択したツールのパラメータ、表示領域にはオーバレイグラフィックスが表示されます。必要に応じて、パラメータまたはグラフィックスを編集します。

また、[結果] タブのツールを右クリックして、編集用ショートメニューを表示することもできます。このメニューの内容は、そのときのアプリケーションステップによって次のように異なります。

  • [位置決め] または [検査] では、右クリックメニューから、選択したツールのコピー、貼り付け、削除、 または、スプレッドシートビューでの編集を行うことができます
  • そのほかのアプリケーションステップでは、このメニューから、[このツールにジャンプして編集] をクリックして [検査] ステップに戻り、選択したツールを編集したり、 スプレッドシートビューで編集したりすることができます

[リンク] タブ

:  [リンク] タブは、In-Sight 2000 シリーズビジョンセンサではサポートされていません。

位置決めツールおよび検査ツールをジョブに追加したら、[リンク] タブでそのプロパティ (入力パラメータと出力結果) を結合することができます。[リンク] タブでは、あるツールの出力結果を、別のツールへの入力パラメータとして使用することができます。また、ジョブに現在ロードされているすべての位置決めツールおよび検査ツールがツリービューで表示されます。

ツールのプロパティ (入力パラメータと出力結果) は、シンボリックタグで参照されます。これは、プロパティに含まれる値へのシンボリック参照です。この値は、関連するデータ型を持っています (Action、Floating Point、Integer、String のいずれか)。ツールプロパティは入力および出力プロパティに分けられ、リンクは、出力プロパティから入力プロパティに対してのみ生成することができます。出力プロパティは複数の別々の入力プロパティにリンクすることができますが、入力プロパティがリンクとして受け入れる出力プロパティは 1 つのみです。

[リンク] タブに表示して設定するツールプロパティを選択するには、ツールプロパティを右クリックして [リンクするプロパティを選択] ダイアログを開きます。[リンクするプロパティを選択] ダイアログには、ジョブ内にあるすべてのツールのツリービューリストと、関連する入力および出力両方のすべてのツールプロパティが表示されます。[リンク] タブに表示するツールプロパティをカスタマイズするには、表示するツールプロパティを選択します ([追加]/[削除] ボタンを使用して、複数の選択肢をハイライトさせてから追加または削除します)。

[I/O] タブ

[I/O] タブには、ジョブの入力/出力ラインそれぞれの アクティブ、または 非アクティブステータスが表示されます。ここから、I/O ラインをモニタすることができます。

[TestRun] タブ

[TestRun] タブでは、マシンビジョンの検証テストを作成します。ビジョンの検証は、マシンビジョンアプリケーションが想定されるパラメータの範囲内で動作していることを確認するプロセスです。検証では、ビジョンシステムでテストを実行し、その結果を想定される値と比較します。

 パレットの表示

スプレッドシートビュー

パレットは、以下のタブを介してユーザガイダンスを提供する参照およびリソースペインです。

:  In-Sight Explorer をカスタマイズすることによって、パレットをドッキング表示 (ウィンドウの端に固定) またはフロート表示にしたり、移動したり、サイズを変更したりすることができます。

[関数] タブ

[関数] タブには、アクティブな In-Sight ビジョンシステムで使用可能なすべての関数がツリー表示されます。In-Sight 関数へのドラッグ & ドロップによるアクセスができるようになります。

[スニペット] タブ

[スニペット] タブには、PC 上のスニペットフォルダにある使用可能なすべてのスニペットがツリー表示されます。[スニペット] ダイアログを使用して、スニペットを PC にエクスポートすると、そのスニペットが [スニペット] タブに自動的に追加されます。

:  ExportData 関数を使用して、スニペットを PC にエクスポートすることはできません。

[TestRun] タブ

[TestRun] タブでは、マシンビジョンの検証テストを作成します。ビジョンの検証は、マシンビジョンアプリケーションが想定されるパラメータの範囲内で動作していることを確認するプロセスです。TestRun では、ビジョンシステムでテストを実行し、その結果を想定される値と比較します。

パレットの表示

パレットの使用

プラスアイコン をクリックして、カテゴリを展開します。この操作によって、そのカテゴリに含まれるすべての関数またはスニペットが表示されます。展開したカテゴリは、マイナスアイコン をクリックすることによって折り畳むことができます。マウスを使用する場合は、パレットからスプレッドシートのセルに関数またはスニペットを直接ドラッグできます。また、関数名やスニペットをダブルクリックすると、それをアクティブセルに挿入することができます。選択した関数にプロパティシートがある場合、関数をセルに挿入すると、そのシートが自動的に開きます。

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  • 実行中の操作や開いているダイアログによっては、パレットが使用できない場合があります。パレットを使用できない一般的な例は、次のとおりです。
  • 関数やスニペットをセル A0 に挿入することはできません。
  • セル A0 をスニペットとしてエクスポートすることはできません。
  • 既にデータを含んでいるセルに関数をドラッグ&ドロップすると、セルが上書きされる前に確認メッセージが表示されます。
  • スニペットは、複数のセルをスプレッドシートに挿入します。既にデータが格納されているセルにスニペットをドラッグ&ドロップすると、セルがハイライトされて、上書きされる前に確認メッセージが表示されます。